東白川村について
東白川村は、岐阜県加茂郡の最東端に位置する総面積87.11㎢の山村です。周囲は1,000m級の裏木曽山系に連なる山々に囲まれ、その中心を東西16kmにわたり一級河川白川が流れています。白川にはたくさんの渓谷支流が注ぎ込み、豊かな自然景観を形成しています。
標高は海抜230mから1,132mと高低差に富み、気温もマイナス15度から34度と変化に富んでいます。
総面積の90%が森林であることから林業が盛んで、森林の73%が桧・杉の人工林で占められており、特に高級建材である「東濃ひのき」の主産地となっています。木材を利用した木工・建築業は、林業とあわせ村の主産業となっています。
また、恵まれた環境を活かし、香り高い「美濃白川茶」、美味しい「夏秋トマト」、肉質の良いブランド牛「飛騨牛」を生産しています。
幹線道路沿いに清流白川が貫流しており、鮎釣りシーズンは釣り客でにぎわい、季節料理を提供する癒しの宿やオートキャンプ場、貸コテージ、体験施設など観光事業も盛んです。懐かしい里山の景観を残すことから、「日本で最も美しい村」連合に加盟しています。
豊かな自然がいっぱいの「つちのこ街道」
「つちのこ街道」は東白川村のメインストリートです。
山あり、川あり、お茶畑あり!四季も味覚も大満喫!
水と空気が澄んでいる恵まれた土地だからこそお茶や野菜、川魚の味も格別です。
メインストリート沿いには道の駅や茶摘みなどの体験ができるスポット、コテージ、特産品や農産物が購入できる施設があります。また、白川茶発祥の地でもあり、道の駅で購入もできます。
自然豊かな東白川村へ是非足を運んで、都会では体験できないゆったりとした時間をお過ごしください。
つちのこ出没率ナンバー1
東白川村では昭和初期から「つちのこ」が目撃されてきました。しかし物理的証拠が何一つなく、未だに“幻の生物”といわれています。
太古の昔から大自然が広がる場所にだけ生き続け、各地に伝説があれど、東白川村の目撃情報は日本一です。
村では平成元年に「つちのこを探そう会」が結成され、つちのこ探索イベント「つちのこフェスタ」が始まりました。平成元年に100万円から始まったつちのこ発見者への賞金は、毎年1万円ずつ上乗せされ現在に至っています。
東白川村にはお寺がない?
東白川村は「お寺のない村」です。「お寺がない」とは、建造物としての寺院が無いだけではなく、寺に関するもの、言い換えれば仏教に関するもの(信仰、風習、仏壇・仏塔・石仏など)がほとんどないことを指します。つまり、東白川村には生きた宗教としての伝統仏教そのものがほとんど残っていないのです。もちろん葬儀は神式、お寺参りなどの風習もありません。
村民は全て神道のため、村内には5つの神社が存在し氏子により管理されています。いずれも山中に厳かに鎮座し、パワースポットとなっています。
【5つの神社】
●神田神社
●神明神社
●越原神社(おっぱらじんじゃ)
●子護神社(こまもりじんじゃ)
●五加神社
東白川村の四季
春
【夢さくら】
毎年少し遅めの開花を迎える東白川の桜。有志で集まった「鮎ヶ瀬 夢さくらの会」が手弁当で植えた東白川村の桜の名所です。
毎春「夢さくら花見会」が鮎ヶ瀬広場にて催されています。夜にはライトアップされた美しい夜桜を見ることができます。
【所在地】
岐阜県加茂郡東白川村神土798-1
【夢さくら花見会】
開催日未定
夏
【ホタルの名所 不動滝(親田)】
神土親田地内の不動滝は、“魚がえり”とも呼ばれ、白川のせせらぎにかかる小さな滝です。岩の凹凸により細かく分流し、美しい景色が広がっています。
岐阜県中央部に位置する中濃地方拠点都市地域の行う日本公演村「こころに残る50景」に選定されています。
【所在地】
岐阜県加茂郡東白川村下親田
【清流白川】
東白川村の中央を流れる清流白川は、鮎掛けの川としても有名で、初夏から夏にかけて釣り師たちで賑わいを見せています。
豊かな山々から流れる支流にも恵まれ、渓流ではサビロ川(サビロ谷) と大明神川があり渓流釣りもできます。足を踏み入れやすい河川のため、夏になると涼をもとめて多くの人が家族や仲間で川遊びにも訪れます。
【所在地】
岐阜県加茂郡東白川村
【お問い合わせ先】
飛騨川漁協 TEL:0574-72-1029
【釣れる魚】
アユ、アマゴ、マス
秋
【沓掛の紅葉】
つちのこ館の裏手の景観です。
渓谷の趣があり、色づいた山々と美しい白川の様子が見事です。
紅葉の季節にぜひお出かけください。
【所在地】
岐阜県加茂郡東白川村神土
【長渕の碧潭】
長渕の碧潭(へきたん)は、通称“白川の寝ざめ”とも呼ばれる景勝地です。
碧潭(へきたん)とは、青々とした渕という意味の言葉です。
夏にはオオサンショウウオを見ることができ、秋には碧潭と紅葉の色のコントラストがはっきりとして、美しい景色が広がります。
【所在地】
岐阜県加茂郡東白川村大口
冬
雪化粧
冬になると近隣の山々は雪化粧で美しく白く色づき、東白川村でも師走が近づくにつれ、村人たちも恒例行事の準備に追われます。
「お松さま」と1月の「左義長」は、村内外からも多くの人が訪れる村をあげてのイベントです。
【お松さま】
12月23日
【左義長】
1月上旬
おススメの観光スポット
東白川村には観光スポットがたくさんあります。
見て楽しむ、食べて楽しむ、体験して楽しむ。楽しみ方は人それぞれです。
是非観光にお越しください。
四つ割りの南無阿弥陀仏碑
東白川村は全国でも珍しいお寺のない村で、神道村です。
明治初年に新政府が行った神仏分離令に端を発したもので、当時あったお寺は打ち壊され今でも寺はなく、冠婚葬祭全てが神道式で行われています。
四つ割りの南無阿弥陀仏碑は、明治3年の廃仏毀釈運動の際に縦四つに割られたものを後に再建した歴史的価値の高い碑です。
【所在地】
岐阜県加茂郡東白川村神土字平548番
つちのこ館
「ふるさと企画」が経営する目玉スポットです。
館内では村の特産品や農産物、つちのこグッズの販売のほか、2階には動く模型も見られる世界唯一の「つちのこ資料館」も併設しています。
【所在地】
岐阜県加茂郡東白川村神土426-1
【電話番号】
0574-78-3192
【営業時間】
8:30~17:00
【定休日】
毎週水曜日
東白川村の主な年間イベント
イベント名 | 開催時期 | 開催場所 |
---|---|---|
アマゴ解禁 | 2月上旬 | 白川流域 |
つちのこフェスタ | 5月3日 | 中川原水辺公園 |
鮎友釣り解禁 | 6月中旬 | 白川流域 |
Feel green | 8月14日 | 中川原水辺公園 |
郷土歌舞伎公演 | 9月中旬 | はなのき会館 |
秋フェスタ | 11月中旬 | ななのき会館周辺 |
お松さま祭り | 12月下旬 | 茶の里・道の駅周辺 |
中津川市について
中津川市は、岐阜県の東南端に位置し、東は木曽山脈、南は三河高原に囲まれ中央を木曽川が流れる自然豊かなまちです。
古くは東山道・中山道・飛騨街道などの交通の要衝として栄え、中核工業団地の完成により企業も多数立地し、商工業都市として成長してきました。
一方、豊かな自然環境のなかで、広大な森林から産出される東濃桧を代表として、優れた農産物などを産出する農林業地域でもあり、地場産業の盛んな都市です。
2027年にはリニア中央新幹線の停車駅が開業予定です。
現在は、リニアを活かすまちづくりのため「住み続けたい、住んでみたいと思うまち」を目指しています。
おススメの観光スポット
中津川市は日本百名山のひとつである恵那山を始め、大自然の中で楽しむ森林浴や、水のきらめきを満喫できる清流など、雄大な自然の中でスローライフを楽しむことができます。
また、古くから街道が交差する交通の要衝で江戸と京都を繋ぐ中山道が通っており、今も昔の街並みを残している馬籠宿など、いにしえの歴史を体感することができます。
そんな大自然と歴史が残る中津川市の観光スポットをご紹介します。
恵那山
中津川市の南東部にひと際高くそびえる恵那山は、標高2,191mで中央アルプスの最南端の主峰です。「日本百名山」の一つで、毎年たくさんの登山者が訪れます。
苗木城跡(国指定史跡)
岩山という制約された土地を利用し、天然の岩と人工的に作られた石垣を巧みに使った城郭です。現在は天守閣部分に見晴台があり恵那山と木曽川の雄大な眺めを楽しむことができます。
また、近隣に苗木遠山史料館があります。
馬籠宿
中山道馬籠宿はミシュラン一つ星にも認定され、中津川市を代表する観光地です。板橋を起点に43番目の宿場で、狭い中山道の両側に軒を連ねる集落の面影は江戸時代そのままです。石畳や、宿場に敵が侵入するのを防ぐための枡形も当時の雰囲気を漂わせています。
付知峡
「森林浴の森日本100選」「飛騨・美濃紅葉33選」「岐阜県の名水50選」にも選ばれている山紫水明の別天地です。
四季折々の表情を見せますが、特に紅葉がおすすめです。遊歩道が整備されているため、手軽に自然浴を楽しむことができます。